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第4章 利己的な遺伝子


『利己的な遺伝子』は、1976年にイギリス人リチャード・ドーキンスに書かれた本です。


ウルトラざっくり要約しますと、生物の進化や行動を、『遺伝子が、より良くより多く残るために個体にそうさせている』という理論です。


それまでも遺伝子の視点から行動や進化を研究した分野はありましたが、この本を著した事で、リチャード・ドーキンスがこの分野の題一人者と認識されました。


この中で、『ある個体にとっては不利益な行動も、遺伝子プールにとっては有益な行動』の例として、蜂や蟻には働き蜂、働き蟻といった不妊階級が存在するが、我が子を残せない階級がなぜせっせと巣に奉仕するのか、という事象について説明がなされています。


いわく、『働きバチ自身が繁殖をするよりも、女王バチの繁殖を助け自身と共通の遺伝子を持つ妹達を増やすことが、遺伝子のコピーを効率的に増やすことになるのである』なるほどなるほど。


超個体という概念を知ってしまった今は、『1(超)個体が、自分が助かるために、身体の一部を犠牲にする』いう説明もできます。


いずれにしても『自分の遺伝子のために、我が身よりも血縁で構成された巣全体を優先する』、ということを違う言葉で説明している、ということですね。


我が身は滅びても巣が無事なら、巣に存在する『自分の遺伝子の大量のコピー』を守れる、といったところでしょうか。


5章に続きます。