ヨーロッパが、デフレとスタグフレーションに突入いたしました。

ノーベル賞経済学者のポール・クルーグマン教授
http://newsphere.jp/economy/20141031-5/
Paul-Krugman
『ヨーロッパは
スタグネーションとデフレに向かっている』
「均質でストイックな日本社会とは違い、ヨーロッパ諸国は手をたずさえて経済の停滞と物価の下落に耐えることはできないだろう。』

ポール・クルーグマン教授の発表はヨーロッパ全体に対する経済評価です。
個々の国の経済が悪いです。
それがヨーロッパ全体に波及しているのです。

ギリシャ危機という言葉をご存知でしょうか。
今も解決されていない、EUの癌となっています。
2009年のドバイ・ショックで世界的な株価の急落が起こった後、2010年にギリシャの経済統計に不備があったことが発覚すると、つぎつぎとそれらは売られ、暴落に歯止めがかからない状態になってしまったのである。

ギリシャだけではありません。
スペインの経済も相当悪いです。
これまで好景気を支えてきた不動産バブルが崩壊すると、スペイン経済全体が一気に失速、政府による大規模な景気刺激策は一定の効果があったものの、多額の財政出動を強いられ、財政赤字を膨らませる結果となった。

世界的な影響としては、ヨーロッパの需要が減ったことが原因で、原油価格が半年で半額になりました。

さらにヨーロッパでは景気低迷とデフレの影響で原油需要が減少し、中国のGDP成長率の見通しも下方修正が繰り返されている。9月には国際エネルギー機関(IEA)が、今年の石油需要の見通しを3カ月連続で引き下げた。

OPECの原油とアメリカのシェールガス、ロシアの天然ガスのみつどもえ安売り競争で下がった、との説がありますが、アメリカは自国の需要をまかないきれずに輸入しているぐらいですから、安売り競争するとも思えません。
やはり、ヨーロッパの景気が悪いため減少した原油需要の影響で、価格が下がったのだと思われます。

絶望の民主党政権時代に、全原発が止まってしまったおかげで、余計な原油を3,6兆円分も購入している日本にとっては原油安はありがたいことですが、やはり世界的にはデフレを促進する要因となるでしょう。

ではなぜ、ヨーロッパの景気は悪くなったのでしょうか。

『異なる国家の集合体であるEU全体で、ユーロの価値を保障』
これが『根本的な欠陥』であると考えます。

EU以外の国家では、大抵が1国家1通貨です。

通貨発行権は、その国家の大権であり、国家の根幹を為すものです。

ではここで、国家の通貨の評価とは、その国で発生する魅力で決まる、とざっくり言い切ってしまいます。

1国家1通貨の場合、
鎖国している国は除き、景気と通貨の関係はこうなります。

1 X国の有償商品(製品・資源・サービス・技術・特許・観光など)が魅力低下
2 商品購入減少→X国通貨の必要性低下
3 X国通貨が国際市場で売られる
4 X国通貨安
5 通貨安によってX国商品の価格的魅力アップ
6 商品購入増加→X国通貨の必要性増加
7 X国通貨が買われる
8 X国通貨高になる
9 通貨高による商品の価格的魅力が低下、1に戻る

1国家1通貨の場合、5と6の局面によって景気が回復します。

ですが『異なる国家の集合体であるEU全体で、ユーロの価値を保障』ですので、その国、たとえばギリシャやスペインの商品の魅力が低下しても、チャート2 3 4 の過程を経てユーロ安にはなりません。

他国の商品が魅力的ならば、通貨安圧力も弱まってしまうからです。

よってユーロを使用しているギリシャやスペインは、通貨安による商品の魅力増加は発生せず、1の商品に魅力の無い状態のまま停滞することになります。

ギリシャやスペインは、ユーロという『複数の国家が価値を保障』する通貨に痛めつけられているのです。

ギリシャやスペインはEU内で劣等生ですが、優等生国家はどこでしょうか。

世界貿易収支ランキングを見てみます。
経常収支

こと貿易においては、ドイツ・スイス・オランダあたりがEU内優等生といえそうです。

ドイツは人口が20倍近くある中国を抑えて世界N0,1ですね。
どうしてでしょうか。

それはユーロを使用しているがゆえに、チャート6 7 8 商品魅力増加による通貨高が起きないからです。

ドイツの商品が魅力的でも、ギリシャやスペインといった劣等生がユーロの価値を下げるので、ユーロ高になりません。

つまりドイツは、低い評価の通貨で安く商品が売れ、売れまくったからといって通貨高も起こらない、という状態です。

まるでインチキですが、現実にドイツは輸出で世界に君臨しています。

ドイツやスイスといった優等生は、ギリシャやスペインといった劣等生が、ユーロの評価を下げることが嬉しくて仕方ないはずです。

あまりのギリシャの経済状態の悪さに『EUから強制離脱』も話し合われました。

それにドイツは反対しました。

メルケル首相「ドイツの首相として、そして政府として、ギリシャがユーロ圏にとどまる政策を常に追い求めてきたと言明したい」

そりゃそうでしょう、EU内に劣等生あっての通貨安です。
優等生ばかりになってはユーロ高になってしまい、今までのように商品を売りまくりできなくなります。

どうやらユーロという通貨は
経済優等生は得する・劣等生は損する』という構造になってるようです。

『複数国家が単一通貨を保障する』そもそもこれに問題があったのです。
こんなことは始めからムリだったのです。

EUの成立とユーロ統一は、経済優等生国家ばかりが得をするシステムの構築でありました。

これほど壮大な詐欺と欺瞞は、有史以来、他に見当たらないと思われます。

EU内経済不振国家の根本的問題解決策は、ズバリこれだと思います。
『ユーロの使用をやめ、自国通貨に戻る』

 今年になってから、移民排斥のナショナリズムがヨーロッパで台頭しています。
ドイツでは大規模なデモ、フランスではいくつかテロ事件も起きました。

 襲撃されたのは、フランスの風刺週刊紙「シャルリエブド」のパリ本社。同紙は批評的な風刺画を掲載することで有名で、イスラム教の指導者ムハンマドを題材にした風刺画を繰り返し掲載していた。
 http://blogos.com/article/103022/
 2015年1月7日、午前11時30分
受け付けにいた1人をまず殺害、子供連れだった女性を脅して社内に侵入し、編集会議が開かれている部屋に直行した。編集会議の最中だったことから幹部が集まっており、実行犯は幹部の具体的な名前を叫びながら頭を狙って自動小銃を発射したという。 


 テロリストとしての訓練を受けている可能性が高く、これまでよく見られた自爆テロの実行犯とは、人物像が異なっている。

画像 ロイター通信
http://www.asahi.com/articles/ASH176S4RH17UHBI01D.html

AS20150107004520_comm


Le Main Libreによると、現地時間で8日00時30分頃 
仏ル・マンのサブロン地区で、何者かがイスラム寺院の敷地内に手榴弾4発を投げ入れた。 
手榴弾1発が爆発したが、けが人はいなかったという。
http://japanese.ruvr.ru/news/2015_01_08/281959416/

acdb0974

フランス東部ヴィルフランシュ·シュル·ソーヌのイスラム寺院の近くにあるレストランで8日午前、爆発があった。負傷者はいない。
http://saigaijyouhou.com/blog-entry-5100.html
B60MJFWIEAAP36l

ドイツでイスラム移民を排斥するデモ。
18,000人以上が集まった。
http://hosyusokuhou.jp/archives/42188979.html
3a47239e

【ドイツ】メルケル首相 
「フランクフルトでは5歳未満の子供の3分の2は移民の子です。 1960年代、ドイツは外国人労働者を入れました。我々は自分に嘘をついていたのです。
いずれ彼らは帰国するだろう、と。現実は違いました。 違う文化を持つ者が仲良く暮らすという試みは完全に失敗しました」
 

【フランス】サルコジ大統領 
(多文化主義は失敗しましたか) 
「もちろんイエスです。全ての民主国家は移民の独自性に気を使うばかりで、自国の独自性に敬意を払ってこなかったのです」


【イギリス】キャメロン首相
「多文化主義の下、一般社会と違う彼らの独自の文化を尊重してきました。 我々は社会に参加したいと思わせるビジョンを示せなかったのです。 それどころか孤立して生活する民族がわが国の価値観に歯向かうのを容認してきたのです」 

http://comicopera.tumblr.com/post/66331996620

移民は『失敗を約束された』愚策です。
英仏独の政治トップが失敗を保障しているのです。 

では今年になって急に、移民排斥と国粋主義の動きが加速したのはどうしてでしょうか。

それは、ヨーロッパが不景気で余裕が無くなったから、だと思います。

貧乏は人の心を荒ませます。

経済的に余裕のあった頃は目こぼししていた移民に対する優遇も、自分たちに対する逆差別であると気がついたのだと思われます。

ヨーロッパは、長い内乱状態に陥る恐れがあると思います。

それを回避するには『ユーロをやめ自国通貨で景気回復』『移民を受け入れ中止』するしか無いと考えています。

EUなんていう仲良しごっこは
もうやめちまえ

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